これって効くのか?

絶望に効くクスリ 6―ONE ON ONE (6)

奥さんに買ってもらって読みました。

まず、最初の頃のほうが取り上げるメンバーが面白かったかなあ。
もっと変な人や、もっと作者の嗜好・思考とかけ離れた人に会って
くれないと、先が読めてしまう気がするのです。

なにより、(4巻頃から思っていたのですが)作者の作家性が
悪く出ていると思います。
作者のバイアスが強くて、対談の相手の姿がだんだん見えなくなって
きているように思うのです。

ちなみに奥さんは「本人が前に出すぎ」という表現をしていました。
簡明でよい批評だと思いました。