一般向け嫌韓流書籍のまとめ

大学生の頃は韓国語をちょっと勉強し、2週間の短期留学もした私ですが(韓国語はもうほとんど忘れました)、いまや韓国は嫌いな国になっています。

いちおうエクスキューズしておきますが、だからといって韓国・朝鮮の方を無条件で差別してよい、というわけはありません。私の態度を要約すると「国家としての韓国、北朝鮮との間で、日本は外交的に一線を画すべきである」ということになろうかと思います。

私にとっての嫌韓のきっかけが何だったかはもう覚えていませんが、そんな嫌韓志向の基礎となり、またその志向を強めた、様々な書籍を一挙紹介しようというのが今回の趣旨です。

まずはおなじみ、この漫画から。

マンガ嫌韓流

そして第2弾。

マンガ嫌韓流2

この2冊、よくできているし、とてもいい本だと思いました。もちろん、漫画表現を使っている以上、様々な印象操作が行われていますが(韓国人の顔の表現や、いわゆる「火病」の表現など)、冷静な対応を求めていることや、参考文献がきちんとリストアップされていることなど、入門書籍としてかなり慎重な姿勢で書かれています。

この漫画『嫌韓流』には、一連の関連本がありますが、これらはちょっと内容も表現も、一段薄いような気がしました。

マンガ嫌韓流の真実!

別冊宝島『嫌韓流の真実! 場外乱闘編』

嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル

嫌韓流 実践ハンドブック2 ~反日妄言半島炎上編~ 晋遊舎ムック

特に、『実践ハンドブック』の2冊は、親韓的な論者、著名人の似顔絵を、下品なすがたに描いており、印象操作がひどい感じです。これはやや冷静さ、品性を欠いたやり方だと思いました。


冷静さ、品格という意味では、やはり専門的な研究者の記述は冷静です。こちらは、韓国・北朝鮮の歴史や経済、社会を研究してきた研究者たちの、研究梗概のような本です。

韓国・北朝鮮の嘘を見破る―近現代史の争点30

新書という体裁もあり、個々の文章は短く、やや食い足りない感じがしますが、さらに関心のある人のための書籍リストが各記事の末尾に添えられていますので、今後の参考にしようと思っています。


同じ新書のスタイルながら、本格的な歴史の記述を試みているのがこちら。嫌韓的な方にはおなじみ、呉善花氏の本です。

韓国併合への道

『韓国併合への道』というタイトルですが、日本の政策的な決定ではなく、19世紀末から20世紀初頭にかけての、韓国国内での近代化運動と、その挫折という視点で描かれています。日本における政治・行政の近代化では、武士階級の中の下層・中層から多くの活動家があらわれ、先行的・主導的な役割を果たしましたが、韓国でも同様に、支配階級の下部から活動家があらわれたこと(そして、残念ながら、自主的な近代化に失敗し、日本との併合という路線を選択せざるを得なかったこと)を知ることができます。

呉善花氏の論述は非常に冷静沈着で、説得力があります。


同じ韓国系でも、こちらの本はちょっと感情的・扇情的な感じです。内容的にも、あまり実証的でないので、金文学氏の文章は、1冊読めばいいような気がします。

「反日」という甘えを断て―韓国民に告ぐ!!


最後に紹介するのは、ちょっと毛色を変えて、自衛という視点から見た場合のはなしです。

自衛隊vs.北朝鮮

かなり衝撃的な内容です。絶望的な気分になること請け合い(笑)。いくつかのシナリオが示されていますが、現状において日本がいかに無防備が思い知らされます。歴史にはあまり興味が無くて、韓国・北朝鮮と日本の外交について、現状と近未来について考えたい、という方には強くお勧めします。