初めて見た

その電車内で、携帯小説を読む男子高校生を目撃。混んでるんだから携帯をしまえよ、と思いつつ眺めていると、なんだかファンタジー小説風の人名がチラホラ。携帯の下ボタンを押しっぱなしで流すように読んでいるんだね。なるほど、こういう読み方が前提になっているから、ああいう文体、ああいう物語が受けるわけなんだな、と思いました。小難しい表現とか、凝った状況描写とかいらないし出来ないよね。

書く人、読む人の知性の問題ではなく(いや、そういう問題もあるかもしれないけど)、物語の伝達に使われるメディアの特性が及ぼす影響も小さくないってことなんでしょう。