変な方にいっちゃった

著作権という魔物 (アスキー新書 65)

昨日移動中に途中まで読んで、「おう、面白い本じゃのう」と思い、今日さらに読み進んだのですが、なんか終盤変な方に行っちゃった。「知財立国」「コンテンツ立国」とかって言葉を間違えて鵜呑みにしてるし、資本主義だ共産主義だって話まで出てくるし。

インタビュー部分は面白いのに、著者の考えが出てきたところで「何を言ってるんだこの人は」、という感じが。自由競争に対する何とは無しの嫌悪感と、コミュニズムへのそこはかとない共感とで、「著作権」の先端で働く人たちの言葉を塗り込めてしまっているのですよ。意味不明でしょ?

インタビュアーが、せっかくのインタビューを最後の最後で殺してしまった、悪い例だと思いました。