若い頃に学んだり考えたりしたことを思い出してぼんやり

マックス・ヴェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義について論じたおかげで、日本の社会学者は「日本が近代化するにあたって、何が精神的な支柱になったのか」という宿題を出されたわけなんだけど、どうもうまく答えられていない状況らしい、と学生時代に教えられました。ある人は「石門心学だ」と言ったらしいんですが、そんな今では誰も知らない言葉とか持ち出されても、・・・ねえ、って状態。
でもって、今朝カレーを作りながらふと思ったのは、「結局徳川幕府による200年にわたる平和そのものが、精神的な支柱だったんじゃねえの?」ということ。あんまり答えになってないんだけどさ。政治制度、司法制度、各種商慣行、そういったものは平和のうちにしかあらわれようがないわけでね。あんまり倫理・道徳とか言わないでいいんでないの、とか思ったわけですよ。