バクマン。は、読ませるよねえ(ネタバレあり)

妻「んー・・・。パターン化してきたかなあ。また『ナントカ賞のためにがんばって描くぞ!』『今度は勝てるだろうか?』みたいな」
僕「でも、読ませるよね」
妻「うん、どんどん読ませるね」
僕「思うに、今回は、『編集の側も、担当する漫画家がどうなるかヤキモキしてるのを描いてるじゃない?」
妻「そうそう」
僕「最近読んだ本(北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く)に書いてあったんだけど、直木賞直木三十五は、『大衆小説は、ふだん目にしない裏話のような話をとりこんでいて、読者の興味をひかないといかん』とか言ってるんだって」
妻「へぇ〜。(バクマンは)そのへんちゃんと興味を持たせるように描いてるねぇ。で、会議の後のシーンで『何とか班はこっちへ集合』みたいな、細かい描写があるよね。そのへんがうまい」
僕「そうだね。細かい演出がきちんとあって、やっぱり上手だよね。でさ、二人が解散しても一緒に通学するじゃん?あれが高校生らしいなって思った」
妻「そうそう!大人になるとさ、『絶交する』ってすごい強い意味があって、実際に二度と会わないなんてなるけど、高校生ってああいうもんだよね」
僕「なんとなく友達付き合いは続いて、あるときふと再結成、みたいなのって、あるある、だよね」