Exciteのつぶログとかいうのを見ていて思うこと

ニコニコ動画とかTwitterが引き金になって、いろんなポータルサイトがちっこいブログサービス(ブログ形式に限らず、自分の一言コメントをたくさんの人に見れるようにするサービス)をはじめたわけだけど、んー、なんというか。

僕はもろもろあってExciteに縁があるので、Exciteつぶログだけを見ていて思うことを書くのだけど、・・・んー、なんというか。

言ってることのレベルが低いね。ま、自分のレベルを棚に置いて言わせてもらうわけなんですけれども。

たとえば、ノーベル経済学賞のニュースについて、「経済学なんか何の役にも立たないじゃんw」「サブプライム問題を予見できなかったじゃんw」みたいな、軽薄な煽りが続く。
岡田外相がアフガニスタンに電撃訪問、というニュースを見れば、「フットワーク軽いじゃん」みたいに、何も考えずに、何も調べずに軽薄な思いつきを書く。

経済学が不完全な学問で、今も様々に批判・検討がされていることは僕も知ってるよ。でも、それってどの学問も一緒じゃん。文系理系の違いも何も無く、「学」というのはたいがい変化と進化を続けているものだよね。変化とか進化っていうのは、裏を返せば「現状は不完全」ってことだから、全て学問というのは、現状は不完全なのであるよ。経済学も例外じゃない、ってことに過ぎないわけ。
それなのに、鬼の首をとったように、日本の片田舎でネットにつないだPCで「経済学なんか役立たずだ」ってつぶやいて何になるんだろう?何様なんだろう?って思うのですよ。

アフガニスタン訪問についても、なんというか、ちょっと調べればいろいろ分かるわけで、ぽいっとつぶやく前に調べて考えろ、と言いたいのです。ちょっと調べれば、現在、カルザイ大統領が国内的にも国際的にも、金銭面の不透明さについて非常に批判されていることが、簡単に分かる。そういう人に、わざわざ会いに行くっていう日本の外務大臣が、他国からどう見られるか、ちょっと想像すれば分かるはず。

なんというか、「みんなネットで適当なこと言ってないで、ネットでちょっと調べてみようじゃない?」と、Exciteのつぶロガー(っていうのか?)の皆さんに向かって言ってみたいのであります。言わないけど。