Rubyがもう一段爆発的に普及しないワケは?
いやまあ、もちろん、世間でRubyが普及しているのを知らないわけじゃないんです。WBSみたいな一般の報道番組でも取り上げられたりしてますし、Rubyで作られてる、人気のWebサービスも多いですし。
ただ、なんというか、Javaのような爆発的普及ではないな、という感じがしてしまうのです。
(※これは私の錯覚かもしれません。Javaの普及時、私はそれをシステムエンジニアとして、当事者として眺めていましたから。今はシステムエンジニアの一線にはいないので、Rubyの爆発的な普及をかなり遠くから見ているせいで、その勢いを見誤っているのかも)
で、Javaほどの爆発的普及ではない、ということの原因を考えると、いわゆる「情報システム子会社」での導入が遅いからではないか、と思うのです。大企業のシステム子会社は、10年少し前から、Javaの導入を徐々にはじめて、4,5年前にそのピークがやってきていました。今、ピークは過ぎて、Javaで作った基幹系/情報系のアプリを業務でゴリゴリ使っているはずです。
Rubyは、その次に並んでいる状態なんじゃないか。そう思うのであります。
何か、企業システムの置き換えを起こすような社会的・経済的・法的な出来事が起きれば、Rubyの出番が早まるのかなあ、と。