現実と理想

福祉国家の闘い―スウェーデンからの教訓 (中公新書)
という本を読んでる(通勤2往復で読み終わりそう。勉強になるし手軽だし、新書サイコー!それはともあれ)。

タイトルからするとスウェーデンの福祉制度の話っぽいけど、国民性や政治的な性質を論じるために、大半がスウェーデンの現代史みたいになってる。
それがまた興味深い。

スウェーデンというと成功した福祉国家みたいに語られがちだけど、実際は家庭の崩壊が起きていること、経済成長が無いと福祉の負担に耐えられないこと、なんていう厳しい現実がこれでもかと述べられている(読んでいて、スウェーデンには行かないぞって思うくらい)。