韓非子

ふと思い立ってこういう本を読んでます。もうすぐ読了。
韓非子―不信と打算の現実主義 (中公新書)
きちんとした大学の先生が、一般向けに本を書くと、こういう良い新書が生まれますね。
「天」「性」などの概念を介して、儒家の論と比較しながら、韓非子の思想を描き出しています。折々に差し込まれる挿話、関連事項なども、教養の香りを感じます。
次には韓非子の著作に進みたくなるような、もっと勉強したくなるような、良い新書です。佳作、というやつですね。