資格試験って無駄なのかもねえ、と思った話

中小企業診断士は、難関資格といわれています。
その試験科目の中に、「経済学」というのがあります。マクロ・ミクロの基本を問われます。大学の教養課程レベル、といったところでしょうか。

そういう意味で、診断士の人は経済に通じていてよいと思うのですが、・・・私が観測している範囲では、「消費税増税を容認」する人が結構いるんですよね。

正直、アホなことを言うなあ、と思います。このデフレの時期に増税なんかしたら、景気がさらに悪くなって、あなたがたが支援しないといけない中小企業の経営が打撃を受けるに決まってるじゃないですか。

「日本の財政が危険だからしかたない」?
日本の財政がそんなに危険だったら、国債の買い手がつかないでしょ。国債の金利がいくらで、格付け機関の格付けと関係無く値動きしてるってことを知らないとしか思えない。
国債の金利は見てなくても、為替はいくらでも見られると思うんですけど、朝のテレビニュース見てれば繰り返し流れますから。80円より高くなっていますよね。円高ですよね?円を買ってる人がたくさんいるんですよ?財政が本当に危険な国(ギリシャとか、スペインとかみたいに)は売られますよ。でも日本は買われてますよ?日本の財政破たんを危惧する必要なんか全然無いのが現状じゃないでしょうか。

自分の目の前の利害関係者が苦しみ、結果として自分も苦しむことになるだろうことも予測できず、国債や為替などの客観データも見えてない。そんな中小企業診断士に何ができるというんでしょうねえ。