ダメ会社の特徴

現場や中間管理職が、上司(取締役レベル)の人を説得するためにいちいち大量の紙資料を作ることを求められている。

煽りをくって外注先まで紙資料を大量作成させられる。手直しも多数。

そうするうちに「あそこの仕事は割に合わない」と思われて、エッジの効いた外注先はいなくなる(面倒くさい客なので、よその顧客に行ってしまう)。

紙資料を大量に作らせる取締役は、基本的に古い、自分たちが現役だったころのパラダイムに沿った資料を作らせるだけで、現場で起きている変化にはうとい。関心が無い。

 

経営は古臭いビジョンに拠る。現場は紙資料作りに追われているためイノベーションは怒らない。優れた仕入先からは敬遠される。

 

取締役の皆さんは、「さあ、この俺を説得するような紙資料を作ってこい!」と言う暇があったら、現場の勉強をしないといけないと思います。現場のパワーを、サービスやプロダクトに向けるべきパワーを、上司が奪ってどうするんでしょう。そういう取締役はさっさとお役御免になればいいのに。