『アジャイルと規律』を読んだ

アジャイルと規律 〜ソフトウエア開発を成功させる２つの鍵のバランス〜
いきなり読了しました。こういう「実践」を意識している本は好きです。方法論がブラッシュアップされる過程には意味がありますが、対立をあおったり他の方法論をおとしめたりする「戦争」には意味がありません。そこへ行くと、こういう実践のために中庸を取るアプローチはいいですねえ。
この本では、「アジャイル」な方法論と「計画駆動」な方法論との簡略な要約と、長所・短所の比較、両者の適用方法と補完方法の検討を行っています。「リスク」という、双方の方法論にとって中立な指標を導入しているのも、不毛な「方法論戦争」から距離をとって実践に生かすために、大いに役立っていると思いました。