憲法の争点について知る

近所の本屋で見つけて買って、読み始めたら面白くていっきに読みました。

憲法の常識 常識の憲法

日本国憲法成立の過程とその正当性について、また改正について、
天皇制、
9条、
政教分離靖国参拝)、
外国人参政権

昨今、左右両翼の論争の争点になっている問題について、学説と
判例、諸外国の憲法や国際法の規定まで、広く資料を示しながら
論じています。

文春が出したことでも明らかなように、その結論はすべて右寄り
(いや、保守的というべきか)ですが、結論が気に入らないからと
言ってこの本を読まないのは損です。
左派の方にもぜひ読んで欲しい。争点がどこなのか非常に明晰に
整理していて、分かりやすいです。

また、大学の一般教養で憲法学を学んでいる大学生に、ぜひ
読んで欲しい一冊です。