クリスマスプレゼント選択に関して自分自身に猛省を求める

過日、ネックレスを購入するべく彼女のお気に入りのジュエリーショップに行きました。仕事帰りに、一人で。

ショーケースの中の品々を見比べる僕に、にこやかに話しかけてくる女性店員。常ならばニヒルな表情で「いや、特にこれというのは無いんです。いろいろ見させてもらっています」とかわすのですが、仕事がひと段落してノンキこいてた僕はうっかり会話をはじめてしまいました。「彼女がこちらのブランドのファンなんですよ」。思えばこれが最初のミスですよ。

店員が出てきたネックレスの中に、以前彼女と一緒に見に来たときに印象に残っていたものがありました。店員はその品と、もう一つを取り出して、勧めてきます。いわく、「こちらは立体的なので正面から見ても横から見てもキラキラしてかわいい」、またいわく、「こちらは最近出たもので、落ち着いたデザインでかわいい」。

悩む僕。笑顔の店員。

もちろん他にも客はいましたが、彼女は見込みありと判じたのでしょう。目も逸らしません。ショーケースの上に置かれた2つの宝飾品を眺めながら、もはやこの時点で僕には「出直してきます」と言う選択肢がありませんでした(まあ、もともと何度もジュエリーショップに行く気にはならんのですが)。

そして僕は(僕にとって)もっとも愚かな判断を下しました。
2個買いです。貰う彼女と売った店員は大喜びです。僕は(彼女が喜ぶからいいかな)と思いましたが、猛省しましたよ。

まず第一に、「2個から1個を選ぶ」という決断を省略しています。諸事情を勘案して中からベストの選択をすることは、一つの思いやりの形でしょうが、私は金にあかせて判断をするのをやめてしまいました。
第二に、金銭感覚が麻痺しているのを露呈しています。結婚が決まり、新居に入った夏以降、金の使い方が異常です。入るを増し出るを減らさなければならないというのに、これでは話になりません。
第三に、来年のクリスマスやその他イベント(ホワイトデー、誕生日etc.)におけるプレゼントのハードルを上げてしまいました。まさか3個買いはありえませんけれども、わざわざ今後を難しくしてどうするんでしょう。バカです。

自分自身に猛省を促したいと思うのであります。