ハードウェアは信用できない

ここ数日、ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日
という本を、会社の行き帰りに読んでいます。
この本で取り上げられている美術犯罪専門の囮捜査官が、自身の捜査におけるポリシーについて
「ハードウェアは信用できない」と言っていました。

ふと江戸川乱歩(だったかな)が「推理小説のトリックに、機械仕掛けを使うのはよくない」と
書いていたのを思い出しました。たしか「機械は失敗する可能性がある」「失敗したときに、
犯罪の露見につながる証拠が沢山残る」というような理由だった気が。

「犯罪」というキーワード以外ではどうしたって関係が無い二人が、ハードウェアに対する不信感を
表明しているのは面白いと思いました。
という日記。