仕事がら、こんな本を立て続けに斜め読み

仕事で、自分の文章力や表現力を見直す必要に迫られました。

そこで、近所の書店で見かけたこの3冊を購入、およそ2日間で一気に読破しました。非常に読みやすいし分かりやすいので大変助かりました。

「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール

「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール ブルーバックス

「分かりやすい文章」の技術

「分かりやすい」とタイトルに偽りなく、とても分かりやすい。これは説得力がありましたね。

著者の手法の詳細は本を手にとっていただくとして、ここでは簡単に紹介しておきましょう。

著者は、認知心理学の知見に基づいて、人間の「理解」の仕組みを、短期記憶と長期記憶の2つの枠組みで考えます。短期記憶(著者はしばしば「脳内関所」というたとえを使っています)への情報の入りやすさと、長期記憶(同じく「整理棚」のたとえを使っています)との結びつけ安さを高めるのが、著者の手法のあらましです。

上3冊はどれも同じ考え方を下敷きにしており、アウトプットのしかたが「文章」なのか「説明(プレゼンテーション)」なのか「表現一般」なのかで、実際の手法が異なっています。それぞれの用途にしたがって選べばいいと思います。

なお、上のリストは出版順で、「文章の技術」が最新刊です。3冊全部読もうという場合、読む順番は、必ずしもこれに従う必要はありません。著者の著述もだんだんとこなれていっているので、最新刊から読むと、前の2冊もさくさくと読めるでしょう。