KindleにしろiPadにしろ

電子書籍の流通が整ってる、というのが背景にある製品ですよねえ。日本の出版業界は・・・と、あれこれ語れそうなもんなんですが、それはこっちに置いておきましょうか。

ふと思ったのが、「これからは英語読めないと話にならねえな」ということです。まあ、もちろん、インターネットによる論文発表が一般化して以来、前から言われていたことですけども。私にとっても切実な問題だと思えてきました。

欧米で電子出版で出た本を、日本で翻訳して、紙で出版する、というビジネスがあり得るか。なんだかちょっと厳しいですよね。電子出版ではスキップできた流通経路が、日本では残ってるわけで、それは間違いなく書籍本体の価格にはねかえる。すると、当然「一定以上の部数が出そうな本しか出版しない」という判断が行われます。したがって、「ちょっとしか売れないかもしれないけど、その分野では切実に参照が必要な本」というのが日本では(翻訳してまでは)売られない、ということになる。

本気で英語は読めないとヤバイ。そう思う次第です。若い頃からもっとちゃんと勉強しておくんだった、と後悔もしてしまいますが、今はそんなこと言ってる場合じゃないですね。今からでもやらないよりはマシ、ですね。