「日本が海外で戦争するようになるから反対」ではなくて「国際協力で日本人が死ぬのに反対」と

集団的自衛権に反対する人は、「日本が海外で戦争するようになるから反対」ではなくて、「国際協力で日本人が死ぬのに反対」「外交努力の中で、人的な協力をするにあたり、日本人が死ぬかもしれない事態に耐えられないから、反対」というべきなんじゃないでしょうか。

世界の紛争地域に自衛隊を派遣するときの判断。その判断で、我が国の若者が死んでしまうかもしれない。戦闘を通じて、我が国の若者が、他国の人を殺してしまうかもしれない。恨みを買うかもしれない。そうすることで、戦後以来の自身の無垢さが汚されてしまう。その汚れに耐えられないから、集団的自衛権は持たないことにしましょう！とね、そう言えばいい。

この意見には「自分の国の若者の安全」「自身の無謬性」だけを優先しようという狡さが見え隠れしてしまい、かっこ悪いし、評判も悪いでしょう。けど、そこで「戦争反対」みたいなウソにしてしまうよりは、正直なので、国内に一定数の支持者が出ると思うんですよね。