日本が海外で戦争をするのに必要なのは、法律の後ろ盾ではなくて

日本が海外で戦争をするのに必要なのは、法律の後ろ盾ではなくてお金、圧倒的な物資、人員なんですよね。

戦争をするからには、戦略目標があるはずで、それは土地だったり資源だったり、いろいろあるわけですけど、そこから収益を日本に持ち帰ることができなければいけないから、遠い国のそれではあり得ない。

ということで戦争の相手は隣国ということになりますが、韓国だろうと北朝鮮だろうと中国だろうと台湾だろうと、船で兵力なり物資なり、大規模な輸送ができなければいけない。飛行機では運べる量が限られるし、飛んだ先に安全に離着陸できる空港が無ければいけないから、緒戦で飛行機を物資の輸送に使えるものではない。

 

ということで、大輸送船が必要ですけど、これ1隻では敵に撃沈されてしまうから、護衛船団が必要ですね。飛行機からの攻撃から守るための空母、潜水艦からの攻撃から守るための駆逐艦、と。もちろん空母は戦う先でも必要ですね。対潜水艦、といいうことであれば、潜水艦部隊も必要でしょう。

 

でもって、空母ですが、運用するのに1日あたり数億円の費用がかかると聞きました。

 

これだけの大物量をもって攻め取るに値する敵国が、いったいどこにあるのでしょうか。今まで通り、隣国との貿易で利益をあげるのに尽力したほうが、誰にとっても(国民にとっても、政治家にとっても)利益が多いのは明らかだと思うのですが。