最近の僕

古典や名作よりも、大衆文学寄りの僕は、海音寺大先生の著作をば手にとっております。
蒙古の襲来 (河出文庫)
鎌倉北条氏の政争についてからはじまり、当時の日本の宗教・文化状況について述べ、歴史的大事件たる蒙古の襲来を描き出す・・・という、なんとも壮大な構想の本。河出書房が、かつて歴史小説家を集めて作った通史的な全集から、文庫化したものだそうです。出版社もそれに応える作家もすげえなあ、と思いました。